久しぶりに、EIZOの授業風景を写真で綴りたいと思います。

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11月26日、27日、12月10日、11日の4日間にわたって
映画監督の高橋直治氏による映画制作のワークショップを行っていただきました。
週末の開催にかかわらず、3年生を中心に有志の学生15人ほどが参加しました。
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映画の「撮り方」と思って聞いてたら、違いました。
映画が誕生する瞬間を目撃する。
映画の誕生を誘発する方法を見つける。
映画になりうる要素に気づく感性、能力を育てる。
このワークショップはそんな機能を果たすものなのではないかと、私は思いました。
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みなさん、”チューニングポイント”を一生懸命みつけようと…
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この特別講義を学生にアナウンスする際に、西先生が
「可能性としての「映画」を制作プロセスから問い直す哲学的なディスカッション」と紹介がありましたが、まさかここまでコアのディープなディスカッションになるとは想いもよりませんでした。
 
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高橋さんが、みなさんに日記を書かせたり、それを脚本のように配り、みんなが互いのそれを読んだり…互いを取材したり、映像化するにはどうしたらいいのかを探ったり
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他人の深夜の1分間に起きたことを
数時間をかけて話し合う作業がこれだけおもしろくてドキドキするのか、
このプロセス自体にみんなが驚いたように思います。
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「寒い、寒い、寒い」と書かれた日記を
あなたならどう映像化しますか?
高橋さん曰く、脚本に書かれる「現象」を記号のようにそのまま再現するだけでは出会いがないそうです。その現象の手前で、モチーフをその現象に向かわせる要素が溢れているはずなので、それらの要素に気づき、それらの要素を用意して、出会わせることで、現象が起きて、そして我々がその現象に出会い、または予期せぬ何かに出会う。。。映像作家はそんな出会いを演出したり、それと出会う仕事をすべきではないか。
これがディスカッションを傍聴した私が、私なりに理解した高橋さんの本意ですが、
おそらくそれ以上の何か、高橋さんが一生懸命に伝えたいメッセージがあると思います。
これからも長ーーーい付き合いになりそうなので、
じっくり拾っていきたいと思います。
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みなさんが2人ペアになって、2週間をかけて制作した映像作品「真夜中の1分間」を近日中に公開しますので、乞うご期待ください!
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