先日は本校の卒業生であり、現在は映像制作会社「ROBOT」に勤めておられる稲葉卓也さんのワークショップが行われました。

稲葉さんは、オリジナルアニメーション「ゴールデンタイム」が国内外で賞を受賞するほか、NHKの子供向け番組やCMのアニメーションなども手がけています。

予定では木、金、土の3日連続のワークショップだったのですが、急遽予定変更で2日間のワークショップとなりました。
ワークショップの内容は各自オリジナルのキャラクターを考え、アニメーションを制作するというものです。1日目でとりあえずみんなキャラクターを決定。金曜日は各自家で作画をしてくることが課題となりました。
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そして土曜日。まだ描き終えていない部分を作画します。紙に描く学生もいれば、パソコンで描く学生も。
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途中で稲葉さんにチェックしてもらい、アドバイスをもらいながら仕上げていきます。
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そして全員データを提出!みんなで合評!
順番はあみだくじで決めました。
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みんなかなり味のあるキャラクターに仕上がりました!
アニメーションはキャラクターの動きや絵のタッチなどにそれぞれ作者の性格が表れるので面白いですね。

↓こちら学生たちの考えたキャラクターです。
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「アニメーションは描けば描くほど、時間をかければかけるほど良くなっていく。」
「架空の生き物に[リアルな動きや描写]を少し描き加えることで、それは現実と架空の接着剤のような役割を果たし、現実味が増す。」
という稲葉さんからのお言葉。まさにその通りですね。

手を抜かず丁寧に一枚一枚作画をすることが、良いアニメーション作品を作る秘訣です。単純ですが、それが1番大切なことです。
今後みんなが素晴らしいアニメーションを作ってくれることを期待しています!

最後に、稲葉さんが手がけていたNHK番組で放送されていた「ななみちゃん」をよく見ていた学生が、ななみちゃんを描いてほしいとリクエスト!サインもしてくれました〜!
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稲葉さん、ありがとうございました!