フォーレン・チャイニーズ展をふりかえって
ハイ、日曜日でもよく働くチャイニーズのtanjcです。
少し、燃え尽き症候群的な体調に気づくここ二週間。
そう、先日あいちトリエンナーレ2010の搬出を終えました。
闇で光る矢印に囲まれるインスタレーション、呉鴻先生作品「国道」
よく考えたら、入場料が必要な展覧会を企画したのが初めてかも…うぁ!
私たちの作品を見に来る方からお金を徴収するなんて、心苦しいですが…と
総合キュレーションの原久子さんの前でつぶやいたら
「美術館だってtanjcのこの企画に100万円も助成金を出してるのだから、
お客さんがお金払ってまでも観たい展示にしてよー」と
励まし(?)のような言葉を返されました…
確かにそのどおりですが…苦笑
46型液晶で観るフルHDショートムービー、陳維錚作品「ケガレ」
結果として、うちの展示スペースだけでも
毎日平均450人の動員数という驚異的な数字を出しました。感激です!
(この数値を多いとみるか、少ないとみるかは人それぞれでしょうが、個人的には「驚異」です)
実は、愛知芸術文化センターの地下2階奥に位置するこのアートスペースXは
本当に辺鄙(へんぴ)すぎて、はたして誰が観に来るのだろうかと心配してましたわ。
さすが名古屋市民です。美術館でも一般レジャーのように
家族連れでぞろぞろ来てくれましたー
左より:陳如儀、呉鴻先生、陳維錚、胡鉑、マリアノ・チン
作品解説ガイドを切らしたり、作品が子どもに破壊されたり、
トラブルつづきでしたが
怒濤な3週間展示を終えてみれば、
すべての苦労が報われる幸せな気分に浸かるのです。
これが展覧会企画運営の醍醐味でもありまーーす