【素人っぽさからの脱出】サーキュラーPLフィルター使いの絵づくり
葉大のレンズ紹介に続いて、私からはフィルターの紹介をしようではないか。
昨日、サーキュラーPLフィルター(72mm)を買ってきたので、効果の確認を兼ねて
自宅の庭を撮影してみました。
まず上記の写真を見比べてほしい。
レンズの前にサーキュラーPLフィルターを装着して、グルグルすると…
ガラスに映り込んでいた景色が消える!のです~
(※ガラスの映り込みは消えたが、葉っぱの反射が増したのは、反射角度が違うから)
(※原理は複雑なのでWikipediaをどうぞ)
ショーウィンドの中身を撮影するときに邪魔な映り込みを避ける使い方もありますが、
私は別の目的でこのフィルターを導入しました。
上記の写真(左)では、葉っぱの本来の色がわからなくなるほど
葉っぱの表面にかなりの日光反射が起きています。実に邪魔なんです。
ナガタ先生のものと比べると、
私は自分がこれまで撮影した映像にどこか素人っぽさを感じて困惑していました。
ある日、画面の中で明るすぎて白飛びしてる箇所が多いのが原因ではないかと
観察して気づいたのです。
しかし、白飛びしてるからと言って絞りとシャッタースピードを弄って
ただ画面全体を暗くするだけでは問題解決になりませんよね…
プロっぽい映像では、どことなく白飛びせず、暗所もつぶれないのです。
どうしたらそれができるのかをずっと考えていました。
そういえば、サーキュラーPLフィルターがあれば、
それを回してみて、ある一定の角度に来たら、
白飛びしている箇所=乱反射している反射光が消えて、
被写体の本来の色が現れるのじゃないか!
一見その違いが細かすぎるのではないかと思われるかもしれませんが、
画面全体の印象がまるきり違うのは明白です。
それが素人っぽさとプロっぽさの分かれ目にすら感じるのは私だけではないと思います。
(葉大くん、そうですよね?!)
さて、事例は写真で説明したが、同じ要領でもちろん動画にも適応できます:
Watch Polarizing Filters for Photo and Video
http://vimeo.com/24839406
ずっしり重さのある画面、しっとり質感の伝わる画面、色鮮やかな画面
反射光が消えただけで画面がワンランクアップするというから
あなたも試してみないかーー
(※機材準備室にもサーキュラーPLフィルターがありますよ)
今回撮影に使った機材:
Canon EOS 60D
+ Canon レンズ50mm F1.8 II
+ Kenkoステップアップリング52-72mm
+ Kenko 72S サーキュラーPLフィルター
参考になる資料:
●PLフィルター作例|ワンランク上の写真を撮るフィルターの使い方 -金子美智子
(※↑ 3ページ目の作例写真Kは目から鱗!)
●偏光フィルターの功罪(図解!)
●レンズフィルターの装着と購入のポイント 【レンズフィルター 初級講座】
●Kenkoのステップアップリング
(※高いフィルターは大きめの1枚だけ買って、あとは口径がより小さい他のレンズに付けられる!※注意点)
●PLフィルターとサーキュラーPLフィルターの違い
そうですね。
さまざまな道具を使って素人っぽさをなくさなくてはいけませんね。
フィルターの欠点はさまざまなレンズの口径にあわせて
何種類も買わないといけないということですね