なんと、3週間も記事が投稿されていないんね…
みんながしっかりと夏休みを堪能してるってことですねー
Extreme Pro SDHC UHS-I
カメラがないと映像作品の制作が捗らないので、
映像コースで学生にデジタル一眼レフの個人購入を推奨しています。
機種に関して私はCanon EOS 60D EF-S18-135 IS レンズキット
(なんと88,000円切りました!)を推奨していますが、
ビデオカメラなら最近はCanon iVIS HF G10(85,000円前後)もおすすめかな。
どれもハイアマチュアな機種ですが、
CFカードを使う一部を除いてほとんどこのクラスのカメラの記録媒体は
SDカードになりましたね。
カメラに関しては学生がよく意見交換して
じっくり検討されているようですが、
意外とSDカードの選び方について誰も条件を
よく知らないのではないかと思います。
動画利用にはとにかくハイスピードが肝心
同じ容量で値段が安いのがあれば、当然惹かれますよね。
でもハイビジョン動画撮影に使うのであれば要注意です。
今もっとも普及したAVCHD形式で録画するカメラの場合、
SDカードへの動画記録は最大28Mbps、
つまり秒間3.5MBもの書き込みが行われます。
(8Mbps=1MB/s ※詳細はこちら)
だから、SDカードの書き込み速度はこれに間に合うものを選ぶ必要があります。
「Class10」のSDカードで充分なはずですが
SDカードのスペックとして書き込み速度を示す「Class」が明記されていますが、
Class10は「10MB/sくらいの速度なら対応しますよ」との意味です。
ではクラス10のカードを買えば28Mbpsのハイビジョン動画撮影で使えますか?
実は、そうとは限らないのですよ…
動画のビットレートが3.5MB/sで書き込むにしても
カメラは動画データ以外にインデックスなどもろもろ書き込みもしています。
録画中、CPUはカードと実に高速なやりとりをしていて大忙しいのです。
SDの品質にも個体差があって、記録に追いつかなくて録画途中で止まってしまう問題が起きます!
特に1カット3分以上の長時間(?)録画の際に起きたりします。
「Extreme Pro SDHC UHS-I」がおすすめな訳
冒頭に貼り付けている画像がそれです。
32GBが11,356円とちょっと高価ですが、実に書き込み速度が45MB/sもあるのです!
予算オーバーな人は16GB(4,836円)でいかがでしょうか。
いくらなんでもそんなスピードいらないのではないか?と疑問視する人もいるでしょうが、
録画にエラーが出ないだけでなく、実は下記の場合においても便利ですよ:
1.撮影した映像を再生する際にインデックスがとにかく反応が早い
2.カードリーダーでデータコピーする際はとにかく時間短縮できる
3.数年先のより高ビットレートのカメラに買い換えても使い回せる
4.動画記録用以外でもSSDのようにPCの起動ディスクとしても使える
出費が倍になるかもしれないが、このくらい速いカードを使えば
数十GBの動画を扱うのも苦にならないのを実感できるはずですよ。
カードの買い増しを考えている人は、ご一考ください。
豆知識1:
MacBookProのSDカードスロットは最大480Mbps(60MB/s)の通信速度です。
豆知識2:
カードがFAT32ファイルフォーマットのため、1ファイル4GBまでというサイズ制限がある。よって、デジタル一眼レフでは1ファイルが4GBを達した時点で録画が止まります。(画質設定によって異なりますが)およそ12分までしかハイビジョン録画ができない。Canon iVIS HF G10のようなビデオカメラなら2枚のSDカードがリレーで連続録画してくれるので舞台記録など長時間録画に向いています。