はーい、毛が薄くなってきたボーボーラボ、今日は「地デジ化」についてのレポートです。
去る7月5日、テレビを見ていて気づきました。なんか黒帯がついている・・・全チャンネルに!
「ジャパネットたかた」のCMですら上に帯がついている。
そう、日本は地デジ化にむけて画面サイズがかわり、放送される映像が横長画面になっちゃってるのです。

そもそもテレビ画面には4:3とワイド画面の16:9の二種類があります。
4:3は今まで普及していたアナログテレビやビデオカメラで使われており、これに対し来年度7月からはじまる地上デジタル放送ではすべて16:9になります。
<4:3のテレビで16:9での映像を見ると>

今までのアナログテレビ放送用時、画面の縦と横の比率は4:3でした。これに対し、地デジの放送電波は16:9になります。つまり4:3比率のアナログテレビで16:9の地デジの映像を受信しようとすると自動的に画面サイズが縮小され、かわりに比率が合わない上下2箇所は黒色の帯が表示されます。この黒帯、専門用語では「レターボックス」といいます。覚えましょう。
<16:9のテレビで4:3の映像を見ると>

では逆の場合、つまり4:3の映像を16:9の現在の地デジ対応テレビで見るとどうなるでしょう。この場合左右が16:9に比べて短いので、横の映像が足りなくなりその部分に黒い帯が発生します。これを「サイドパネル」といいます。※写真では分りやすいように青にしています。
ちなみに4:3の映像を16:9の比率に横にむりやり引き伸ばす、または16:9の映像を縦長に縮小することを、スクイーズといいます
<4:3のテレビで16:9テレビから4:3のテレビを見る用にサイドパネルがついたものを4:3で見ると>
で、ここからが本題です。
地デジ化すると、4:3の映像は無理やり16:9にさせられます。といっても、単純にスクイーズしたら無駄に横長映像になり、番組として都合がわるいのでサイドパネルをつけた状態で放映し、16:9の信号として各家庭に送信されます。
ということはレターボックスが発生するのでは・・・?
つまりドラマの再放送はどうなるかといいますと・・・。

もはやビデオインスタレーションですね。タイトルは、「セーフティーゾーンと映像の境界」でしょうか。
だいたい4:3のテレビで16:9テレビから4:3のテレビを見る用にサイドパネルがついたものを4:3で見るということを説明してもわけわからないですね。
なので画面が小さくなっていてお嘆きの皆さん、気にしないで下さい。
それは故障ではありません。
地デジ大使のいやがらせです。