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3回生の中村です。只今開催中の2回生3人組のグループ展「たっぷり青い」行ってきました。

主催者の金沢さん、メンバーの松田さん、松山さんにお話を聞いてきました!

−なんで青色を選んだんですか?

〈金沢〉もともと私が特定した一つの色をテーマにした展示をしたくて。

青っていう色は人によってさまざまな捉え方があると考えたんです。

藍色も群青も水色も全部「青」になるじゃないですか。

しかも感情的な言葉でも憂鬱とか青春とか、ポジティブでもネガティブでも「青」を連想することが出来ると考えたんです。

作品の内容もそんな感じです。

あとは身近にいる人の中から自分が持ってる作風が青っぽいイメージの人に声をかけてこの展示は実現しました(笑)

色にこだわった理由とかは特に無いです。ただ高校生の頃からなんとなく色をテーマにした展示はしたいと思っていました。

あと、青っぽい(若いみたいな意味)っていう意味も込められてます!

 

−なるほどー。もしかして来年、成人式?

はい。

 

−そっか!若い!(笑)

じゃ次に一人一人の作品のこだわりポイント教えてください。

〈松田〉はい。まず私の作品は映像作品なんですけど30分もあるんです!

内容はけっこう抽象的でループで終わりなくながす感じです。

今回はそれに合うアニメーションを付けることにも挑戦しました。

 

−松田さんの過去の作品を見せてもらって、けっこう写真作品やインスタレーションよりなイメージが強かったんだけど今回はなんでまた映像に?

〈松田〉そうですね。たしかにずっと映像やってなかったんですよ映像コースに所属してるのに(笑)

ずっと写真をやってきたんですけど、最近ふと映像コースに入った意味を考えるタイミングがあって、なんかよく分からないけど一旦映像作品をきちんとつくってみたいと思って。

それぞれ人が思う「青」は違うし、自分が思ってる「青」が人が見ると「青」じゃない時もあるじゃないですか。

そういう人によっての感覚の違いとか、移り変わりの変化を表現したくて今回このような作品を制作しました。

視覚的な青を一番大事にしたいので音はついてません。

 

♯01どこかのシーンで登場します!探してみてね!

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〈松田〉見える青もあるし、想像上の青もあってそういうものをひっくるめて青が目隠ししてるみたいなイメージです。

自然な感じを大切にしたかったので映像の色もほぼ何も変えていません。

そのままの青を愉しんでいただきたいです。

 

♯02どこかのシーンで登場します!探してみてね!

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〈松山〉私は80年代の雰囲気が好きで、今回出品する作品もその方向に寄せていってます。

アニメーションだったり実写映像だったり、元からあるものに手を加えて変化する映像をつくってみたくて。

憧れてる作家さんがいて、その方の作風に影響されてる部分はあるかもしれないです。

しかも今回素材として使った映像が基本的に青みがかってるものがほとんどで。

たまたまなんですけど面白いなぁと思ってました。

♯03作品の一部です!みつけてね

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−全体としてはこぢんまりしていてとても落ち着く空間でした。

映像だけに限らず、複数のジャンルに取り組んでいるところも印象的でした。

初めて挑戦する分野にも果敢にチャレンジしていて見ていて違和感がなかったし、もっと追求していったその先も是非観てみたいです!

感想ノートもあったのでみなさんよかったら記入してあげてください。

このように精華大の映像コースの学生は映画などのような一辺倒な〈映像〉という解釈ではなく、

芸術作品や自己表現の方法としての〈映像〉を学び、自身で考えることができます。

また、実写作品やアニメーション、3DCG、インスタレーション(プロジェクションマッピングやVJ:Visual Jockey)など、

自身のやってみたいことに合わせて挑戦することができます。

生徒間同士の交流も活発なので技術面でのサポートは上級生にアドバイスをもらうことも可能です。

少し話は広がってしまいましたが、「たっぷり青い」本日最終日です!みんな急げー!

映像コース3人展「たっぷり青い」